デジタルデトックスを検討しているあなたへ
私は、2018年から2022年までの4年間、個人携帯、スマホなしの生活をしていました。
最後に使っていた携帯電話の機種はiPhone 6 です。
「この時代にスマホなし?特殊な生活をしている方なの?」
いいえ、私は都内勤務のバリバリ現役サラリーマンです。
そして今年、iPhone 13 PRO を購入しました。
スマホなし生活から、スマホのある生活に戻ろうとしています。
この節目に
・何故スマホ無し生活を開始したのか。
・スマホなし生活のメリット、デメリット。
・再度購入に至った理由
を振り返りたいと思います。
スマートデトックスを検討しているあなたにとって有益な情報になれば幸いです。
通りすがりのあなたも、スマートフォンとの付き合い方を一度見直してみませんか。
iPhone スマートフォンを手放した理由
対人関係
一緒にいない相手との人間関係からの解放
当時、LINEなどのトークアプリ、FacebookなどのSNSが盛んな時代でした。
その場にいない友人とも常に繋がっている環境は楽しい時間でした。
でもふと気づいたのです。
会っていない時も、グループトークで会話が続いている状況に、落ちつける時がないことに。
口説こうとしている女の子に対して余計なことを考えてしまう
トークアプリをしているため、余計なことが気になり、悩みが増えました。
返信がこない。どうしたんだろう。
やばい。返信するの忘れてた。
一緒にいる人に対して失礼がないか
そして誰かと一緒に過ごしている時も、そこにいない他の人とのやりとりをしてしまう。
これは自分だけではなく、一緒にいる相手も同じでした。
一緒に飯を食っているのに、お互い携帯を使って違う友達とやりとりしている。
とても異様な光景が、当たり前になっていることが嫌になりました。
ゲーム中毒
ゲームにハマりすぎてしまい、携帯を触ってしまう時間があまりにも長くなっていました。
意思が弱かっただけかもしれません。
しかしスマホゲームは中毒性が非常に高く、当時を振り返っても、あれは病的なハマりようでした。
あなたは中毒になってませんか。
ログインボーナス
毎日欠かさずログインしないと損した気分になってしまう。
スタミナ回復制度
遊びたい時にゲームをするのではなく、スタミナ回復したらゲームの時間。
マラソンイベント制度
もはやゲームではなく作業。
魅力的な報酬欲しさに繰り返す作業。
ランキング制度
全国リアルタイムランキングで、煽られる競争心。
寝る時間すら惜しくなってくる。
ガチャによる新キャラ採用制度
マラソンを効率よく周回し、ランキングで上位に入るためには新キャラゲットは当たり前。
こんな状態、心当たりありませんか。
共感する方は、ゲーム中毒者かもしれません。
私は、携帯電話を解約して、強制的に距離を置かなくてはならないと思い立ったのでした。
体調不良
腱鞘炎の痛み
これも、間抜けなお話で、少し書くのが恥ずかしいですね。
スマホゲームとSNSによって、通勤時間や、家でもずっと携帯を触り続けた結果、
腱鞘炎になってしまったのです。
それでも携帯を触ることを辞められない私。
危機感を覚えた私は携帯電話の解約を決意したのでした。
出費
月1万円?高い通信費
まだローコストスマホも、そこまで多くは普及しておらず、
月々携帯代は最低でも6,000円〜多いときは10,000円ほど発生していました。
年間にして10万円を超える通信費。
この出費が「当たり前」になっていたのです。
スマートフォンを手放した結果、生活の変化
携帯電話を解約した私は、代わりにSIMフリーのiPad タブレットを購入。
「それって大きなスマートフォンになっただけじゃん」と思うかもしれませんが
この変化は、その後の4年間、私のライフスタイルを大きく変えるものでした。
対人関係
遅いレスポンスへの免罪符
「携帯を解約した。持っていない」と公言するようになりました。
携帯を持っていないことを理由に、SNSやトークアプリのレスポンスが悪くなる宣言をしました。
一応「実際はiPad持ってるから連絡はつく」というフォローは入れます。
ただリアルタイムの返信は難しい。それを理解してもらいました。
緊急連絡先は会社のガラケー携帯番号を伝えます。
ただあくまで「仕事用の携帯なのでよっぽどのことが無い限りかけないように」とお願いしました。
晴れて私は、返信や反応が無くても、相手の気分を悪くさせなくて済む免罪符を手に入れたのです。
意図せず演出された不器用な男らしさ
スマホを持っていない = チャラチャラしてない?
一部の女子からは高いポイントが得られることがありました。
連絡も電話で来るので、アポに繋がりやすく、ある種のモテ期だった気がします。
ゲーム中毒
触る時間が減った
iPadはiPhoneと違い、ポケットに入りません。
この違いだけで「気づいたら携帯を触ってしまう癖」から解放されました。
リュックないし、カバンから取り出すという行為が加わ理、すぐに取り出せなくなったからです。
トイレに持ち込まなくなった
少し汚い話ですね。恐縮です。
iPadを持ち込むには、カバンから取り出して、更に脇に抱えて持ち込むことになります。
面倒なのは勿論ですが、トイレにiPadを持ち込んでいるのを見られると不潔なイメージにもなりますよね。
そんな周りの目も気にするようになり、トイレには手ぶらで行くようになりました。
これも、一日に使う回数が減った要因になりました。
人前で使わなくなった
iPadの画面は大画面。大画面は他人の視界に入りやすい。
スマートフォン以上に、周りの目が気になります。
日経新聞や、英語記事を見てるならマウントも取れるのでしょうが、
私がやってるのは大抵ゲーム。(結局ゲームしてたのかよ)
しかもガチャにはしばしば、美少女キャラなんかも出てきます。
いいオッサンがそんなゲームしてるのを見られるのは恥ずかしい。
そんな想いで、人前でゲームをすることがなくなりました。
体調不良
破壊されたデコルテ
iPadを購入しても、しばらくは、スマホゲームにハマり続けていました。
外出時に触る時間は減ったものの、自宅にいるときはずっとゲームをやってました。
iPhoneからiPadになり、画面が大きくなったのが新鮮だったのです。
同じゲームがなんだか新しいゲームになったかのようで、楽しくなってしまいました。
しかし、その重さゆえ、長時間プレイの代償は、腱鞘炎では済まなくなりました。
デコルテ部分(体の前面、首から肩にかけて)にて激痛が走るようになってしまったのです。
通常生活に支障が出るレベルになってしまい、整体に通いました。
先生は過酷なデスクワークを想像してくださってたみたいです。
当時、正直に言えませんでしたが、本当の原因はスマホゲームのやりすぎだったのです。
流石の私も、この時点で、いよいよゲームをやらないようになりました。
出費
通信費は月々たったの980円に
iPadの契約は「UQ mobile」のデータプランにしました。
月々たったの980円というプランでした。
これにより、毎月8,000円〜10,000円ほど支払っていた携帯料金が圧倒的に安くなりました。
ここまで下がるとは思っていなかったので、正直驚きました。
5,000円×12ヶ月×4年間=240,000円も通信費削減になりました!
実際はSIMフリーのiPadを購入していますが、
iPhoneを買い替えていたら本体代は、同様の出費と考えられます。
スマホを手放した理由と結果 まとめ
対人関係
SNSとトークアプリの普及により、
今、目の前に一緒にいる人以外ともリアルタイムで繋がっていた。
その環境が、楽しい反面、悩みのタネになっていたため。
携帯を持っていない宣言をすることで、SNSやトークアプリの反応の悪さに対して免罪符をゲット。
返事がなくても「アイツ、携帯持ってないからさ」というキャラで風当りが弱くなった。
ゲーム中毒
寝る間を削り、プレイ時間を増やす。ランチ代を削り、ガチャを回す。
病的なまでにハマって抜けられなくなっていたスマホゲーム中毒からの脱却をするため。
強制的にプレイ時間が減り、中毒から抜け出せた。
本当にゲームをやりたい時だけやるようになった。
体調不良
四六時中携帯を触り続けることによって腱鞘炎になった。
懲りずにiPadを使い続けた結果、さらに酷い激痛が走るようになり通院。
それ以来、流石に長時間連続で触ることがなくなった。
出費削減
月々6,000円〜10,000円の固定費が当たり前になっていたから。
月々たったの980円の通信費までコスト削減。
毎月5,000円は安くなったと想定すると…
5,000円×12ヶ月×4年間=240,000円も通信費削減に!
以上、私がスマートフォンを解約し、スマホなし生活に突入した理由です。
別の記事では、実際にスマホなし生活をしていて感じたメリットデメリットを紹介。
この記事では、改めて携帯電話購入に至るまでの背景もお伝えしたいと思います。